Step up by the new DAC

新しい DAC を導入するか、随分悩みました。RDD-06 が修理から戻り、予想以上にレベルが高く好みの音質だったですから。これ以上何を望むのか。これ以上、どんな音が欲しいのか。。。そして、よく分からないままにポチって届いたのがコレ。

ぼくの現用機である W4S DAC-2 でも使われている ESS の DAC ES9018 を、贅沢にも 2 個使った中国のガレージメーカー(HTPC)製の DAC です。なので、音質の情報は極端に少なく、また信頼性などの情報も分かりません。この商品は、ヤフオクで発見したわけですが、そこに記載されている HTPC の HP を元に自分で調べて、購入を決定しました。

なお、標準では Coaxial または AES/EBU のデジタル( SPDIF )入力しかないのですが、オプションボードを同時購入することで、USB 入力で 32bit / 384KHz に対応しますので、もちろん購入しました。

製作は上海で、発送の翌日には届きました。いくら近いからといっても、早すぎませんか。うちは大阪だけど、もしかすると上海は北海道より近いのカモw




MADE IN CHAINA とプリントされた素っ気ない段ボール。そして本体は、発泡スチロールでもエアキャップでもなく、分厚い緩衝材に埋め込まれるように入っていました。
こいつはオーディオ機器のフルサイズなので、10kg あります。ケースがアルミとはいえ削り出しで分厚いのと、トランスが 2 個も入っていて重いです。右側画像で、本体の上に見える分厚い緩衝材は、裏側がえぐられているとかじゃなく、そのまんまの厚さがあります。

ちなみに、USB ケーブル、RCA ケーブルが入ってないのは良いとしても、電源ケーブルさえも入ってない。。。プチ・カルチャーショックです。ぼくは余分に保っていたから良かったけどね。

あ、ちなみにちなみに、取説もありません。つまり、段ボールには本体しか入ってない。。。

あ、あと、一番上の画像でお分かりの通り、本体の 6 個あるボタン全てに一切のレタリングがありません。え?リモコンがあるだろうって?ホントにあると思いますか?w HTPC の製品紹介ページ に説明図があるから、分かりますけどね。
さてさて、お待ちかね音質レビューです。

まず感じたのが RDD-06 とは「性格が違う」ってこと。RDD-06 のエネルギッシュさに比べて、凄く冷静ですw そしてそれがまた目を見はるくらいに、細かく精密な感じ。きっと人間だと嫌われるタイプですね。とにかくサラッと全部を見せてくれている印象です。上から目線的な感じが少し嫌味だけれど。そして、彫りが深い。この陰影の深さがどこから来るのか。恐らくズラッと並んだコンデンサー群(つまり電源系)だと思います。また、RDD-06 に比べると空間描写も優れてます。でも、決して一歩下がった感がしないのは、これも電源系が良いせいでしょうか。
実はこの基板で使っている OP アンプ( OPA1612 x 4)は交換可能なんです。
そう、ソケット式にしてくれています。
これを交換すると、もう少し好きな性格に変えられるカモ♡
いまんとこ、LME49990 or MUSES01 あたりを目論んでます。
それはそれで、また後のお楽しみってことでw

AudirvanaPlusAudirvana Plus の UI でも、32/384KHz と表示されています。
デヴァイスは「HTPC USBDSD」として自動認識され、INT モードに対応しています。

ES9018_Audirvana Plus_Prefsまた Audirvana Plus の Prefs でも、384KHz 対応が確認出来ます。

余談:
1. この基板て、絶対コレだよね → 「 amamaのヤフ風呂^^
2. 届いたとき本体からカラカラと音が、、、と思って開けてみたら、外れたネジが転がってました。すぐにトランスを留めてるネジと分かりましたが、他のネジもユルユルだったので、恐らく締め忘れと思われます。まさか、親しみを持たせようなんて考えの確信犯じゃないよね。

(2013/09/02 若干加筆&訂正しました)

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