Sound of real balanced amplification

ふいにまとまった時間が出来たので、リケーブルにチャレンジしてみました。
ヘッドホンアンプにバランス接続できるように、ヘッドホン側のケーブルとコネクターを変更しました。「改造」なので、ヤフオクで売ったりはできない覚悟です。まあ、前回イアーカップへの穴開けもやっちゃってるので、その時から既に一般的な商品価値は無くなってますが。

バランス回路を持っているアンプを購入しながら、それを活かさない手はありません。お気に入りのヘッドホン T5p が、元々両側のスピーカーからケーブルが出ている(右の画像参照)ので、一番簡単なのはコネクターをバランス接続用(XLRコネクター)に変更するプラン。

でも、折角だからケーブルも変えちゃおうと思うわけです。純正のケーブルはどういったものか分かりません(とは言っても、ハイエンドクラスのヘッドホンなので、一定レベルのものが使われているだろうけど)ので、XLR コネクターと合わせてケーブルも購入。線材は以前にも使った PCOCC-A のヤツ(オヤイデの HPC-26T )です。このケーブル、ロックっぽいゴリゴリした音なのでお気に入りなんですね。今回は L / R それぞれにプラスとマイナスを分けて接続するので、計 2 本分( 2 x 2 )の長さを購入しました。

購入は、いつもの オヤイデ さん
数量 / 商品名
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(1) 3 x SFチューブ 3mm (L=1m) = 630円 … ケーブルをまとめるためのスリーブ
(2) 2 x AAA3MBZ (AAA3MBZ) = 966円 … XLRコネクター(male)
(3) 3 x HPC-26T ヘッドフォン用PCOCC-A平行ケーブル (HPC-26T) = 1,512円

今後の製作の可能性もあるので、ちょっと余分目に買いました。実際に使った量から計算すると 1800 円あまりでした。
イザ、改造です。前回カップへの穴開けやってるので、改造することへの抵抗感が全くなくなってる、自分www
カパッとカップを開けて、まな板のコイ状態の図。
右側のドライバーに繋がってる黒いケーブルをとっかえます。

ケーブルはここにハンダ付けされてます。
何度見ても美しいドライバー・ユニット
ぐぐっと寄ってみる。
さすがハイエンドともなると、ハンダ付けも美しいっす。。。
(自分がヘタなだけ、かw)



T5p のプレートからドライバー内部へ延びるヒゲ
この細いヒゲにドライバーを駆動する電流が流れるわけです。
てか、ここまでのケーブルの太さは意味ないのか?

ここがケーブルの出口。
カップの出入り口は、ゴムのガイドがあってそこにピッタリ入ってます。
上のコネクターを外したら、ここからケーブルを抜きます。

そしてミカン(ぇ あ、いえ、ちょと疲れたのでwww
いつも思うんだけど、黒っぽい背景は食べ物を美味しそうに見せるチカラがあるよねw



もう一方のアンプ側は、普通に XLR プラグ( male )をハンダ付けして、サクッと出来上がり。
実はこのコネクター、NEUTRIK(ノイトリック)が主流なんだけど、あえて SWITCHCRAFT(スイッチクラフト)にしてみました。オーディオ用としては FURUTECH とかもあるんですが、デザイン的にメカメカしいので好きじゃない。

アンプ側のコネクター(レセプタクルと呼ぶらしい)
手前側の Phones と書かれてるのが通常のフォーンプラグを挿すところ。って分かるかw
画像左側に見えるのが、バランス用コネクター。ここに上の XLR プラグを挿します。

最後に、音質の話♪
音質と言うか、音像(とオーディオでは言う)がハッキリしました。
それに伴ってか音場もクリアになりました。目を閉じると楽器が目の前に浮かぶ、とまでは言えませんが(笑)例えば、これまで左右に動いてただけの音が、実はまわってた(前後感が生まれた)ことを聴き取れたりはします。

作業を振り返ってみると、、、
苦労したのは、イヤーカップからケーブルを抜くこと。そして、ゴムのガイドに新しいケーブルを通すのが、かなり難しかったです。ゴム質もあるし、新しいケーブルが若干太いことも手伝ってなかなか通らなかった。それから、相変わらずハンダ付けがヘタ(笑)
そんなこんなで、結局 4 〜 5 時間くらいかかったかな。それでも、充分な成果が出たので良かったです\(^o^)/

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