新しい基板をポチっと。。。機能的にはほぼ同じなんですが、性能が違います。
左奥側が新しい XMOS の USB Audio Reference Design と言います。名前が長いので、ここでは単純に XMOS と呼びます。
右側が Phasemation が出していた DAC の一部の機能だけを取り出して基板化したもので UDIF7 と言います。
何れも PC Audio システムの中では DDC と呼ばれる機能を受け持っています。DDC は、USBケーブル経由で受け渡されたデジタルデータを SPDIF 形式に変換して出力するものです。出力された SPDIF データは DAC と呼ばれる デジタル → アナログ 回路を通してアナログの音になります。
DDC は単純にデジタルデータの形式変換をしているわけで、ここで音質が変わる訳がないし、変わってはいけない。変わったとすれば、それはデータ処理エラーではないのか。。。なんて、素人的には思ってしまいます。「今度の 4096 は何だか暖かみがあるなあ」とか笑っちゃいますよね。。。まあそんな専門的なことは大メーカーさんにお願いして、ユーザーとしてはいろいろ楽しめて良いんじゃないでしょうか(笑)
XMOS は US の会社で、サイトに案内のあった Digi-Key という WEB ショップから購入しました。そもそもは、先の UDIF7 の使いこなしを探していたら、比較レビューされてる先人がいらして感化されました。より良いものを欲しがるクセに、自分の耳には自信がない。トホホホ
届いた箱がコレです。無論、箱の中にはエアキャップで包まれて入ってました。実は、この基板は開発用のキットになっていて、USB インターフェイス基板も同梱されていました。右端にある小さい基板がそれです。この基板はファームウェアの更新やプログラムの書き換えをするときに使います。
本体の基板サイズです。右にあいぽん 5 を置いてみました。
先の UDIF7 も同じようなサイズでしたね。電子回路キットもほぼ同サイズなので、これくらいのサイズがいろいろと都合が良いのかも知れません。
と言っても、特に意味があるわけではありません、というかきっと見る人が見たら、ほほぅ!と感心するのかどうなのか。。。
実は XMOS には、出力がいろいろあります。通常は光出力(つまり光ケーブル)を使うんですが、どうやら光出力回路への途中でデジタルデータをハッキングすると音質がヤヴァイほどに素晴らしいらしい。。。ので、余ってるオーグラインのケーブルをハンダ付けして直出ししました。基板の左側に出ている細いケーブルが、それです。
(ちなみに、アナログ出力もあって(つまり DAC 機能も持っているわけで、、、)そのまんまヘッドホンでも聴くことが出来ます。これがまたかなりな音質なんすよね)
光出力直前の回路から直出ししたケーブルを RCA ジャック経由でコアキシャルケーブルを DAC に繋いでいます。ケースとかまだ準備出来てないので、これが実際に聞いている状況に近いです。
あ、先の UDIF7 は別電源が必要で、電池ケースやモバイル・バッテリーを流用していましたが、XMOS は USB バスパワーで稼働します。まあ、それ故にノイズが心配なわけです。それはそれで、エイジングが進んでからまた考えましょう。
基板裏側の配線です。ちょと恥ずかしい、、、
半田盛りすぎだし、ボードを焦がしかかってるし。
全く、半田付けはうまくなりません。。。
趣味って言うほど数をこなしてないから仕方ないっすね。
ちなみに、再生ソフトで設定している元ソースの4倍サンプリング(CPU負荷との関係で2倍や4倍が良いだろうと素人判断)である 176.4KHz ( = 44.1 x 4 ) では音が出ずにビビりました。これは、単に 176.4KHz をサポートしてないだけで 192KHz に上げてやれば再生できました。良かった。。。
音質ですが、まだ使い始めなのでここで評価してしまうのは不適切ですが、評判通り生々しい印象です。UDIF7 の優等生的な盤石さに比べて、荒々しい凄さ、って感じでしょうか。性能的には XMOS が上なので、こちらを継続使用していきたいと考えています。