記憶と知恵

震災から、丸一年経ちました。でもまだ復興と呼べない状況の方々も多いようです。ぼく自身はほとんど何も出来なくて胸が痛みます。。。

あれから、日本はいろいろな意味で大きく変わりました。大切なものは何か、価値観や幸福の意味が問い直されました。政治の世界も変わったようですが、本当に変わったのかよく分かりません。。。ぼくにとって一番変わったなあと思えるのは「小さな事でもそれが自分に出来る最大であれば良い」そういった価値基準を多くの人が知り共有できたことです。

これから社会は日本は変わっていくでしょう。こんなに辛い災害を体験し、そしてまた世界中からの応援を受けて「ひとりではない」ことを確認できたのですから。

ぼくは阪神淡路の震災を体験しました。あの時の記憶はまだ残っています。激しい縦揺れに飛び起き、つけたテレビに映ったあり得ない光景。何が写っているのか理解出来るまでに、ずいぶん時間がかかりました。それから、寒いなと気づいて見回したらベランダ側のサッシが全開でした。。。

でもまたこの記憶も忘れていく。風化していく。人間には「忘れる」という仕組みが組み込まれているそうですが、文字や映像に残すという知恵も持っています。
人災だけは繰り返さないよう知恵を使って、自らを守っていきたいものです。

最後になりましたが、もう一度読み返しました。胸を熱くしたあの時の記憶が呼び覚まされます。
(WEBはこちらprayforjapan.jp
PRAY FOR JAPAN ‐3.11世界中が祈りはじめた日‐

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