金銀作戦完了!

ヘッドホンケーブルの材料が揃ったのでイザ!
beyerdynamic DT1350 リケーブル完成図 → )

パーツがオヤイデから届いたので、目論見通りいけるのか、組み合わせを試してみたら、少し作戦変更を余儀なくされました。
まず、コールド側に予定していた 0.4mm 単線ケーブルは、半透明の薄青い絶縁体が予想以上に硬く、オーグラインとの併用はあきらめました。あきらめる前に、絶縁体から中身(線材)だけ抜けないかと頑張ったんですが、さすがに失敗の繰り返しで、イアホンケーブルに必要な長さを確保できませんでした。。。

そこで、オーグラインをコールド側にも使って、左右各々のホットと左右共通のコールドの計3本で構成することにしました。こんな事もあろうかと、オーグラインを 2.0m 買っていたので助かりました。
次に、この3本をアミアミに入れてみると、0.4mm (外径:0.8mm(目測w))とはいえ、各々が単線なのでちょっと硬い印象。なので、圧縮チューブをケーブル全体に被せるのはやめました。あと、音質上の効果が期待される三つ編みもやめました。

こうして、ケーブルの準備が出来たので、ヘッドホン側の工作です。
とは言うものの、ここまでで数時間かかってます。アミアミスリーブに3本のケーブルをうまく通す方法が分からんくて 1 時間、単線ケーブルの引き出しトライで 1.5 時間くらい。。。しかも、ケーブル側はデジカメ撮るの忘れてた。。。_| ̄|○ すいません
まずは、イアパッドを外します。
メーカーやモデルによって、いろいろですが beyerdynamic(以降、beyer )は、テープで貼り付ける方式が多いみたいです。ドイツらしくないよね
画像のように、パッドを引っぱると剝がれていきます。
破かないように慎重に。今後、何度となく剝がすことになるか(笑)


イアパッドが剝がれたら、こんな感じです。
右下が外したイアパッド。





そして第1の関門。ドライバーユニットが外れにくい!
結構しっかりしたカップにドライバーユニットがはめてあります。外すには精密ドライバーの一番小さい(幅2mmくらい)マイナスを使います。カップをしっかり持って、画像真ん中あたりに見える突起の出ている下辺りにマイナスドライバーを入れて、テコのように起こします。特にコツはないんですが、なかなかうまくいかず徐々に力を入れて何度かやっているうちに、成功しました。
外れたドライバーユニット。
小さい基板を使って右側カップへも信号を繋いでます。





ドライバーユニットを留めていたノッチ部分。
ノッチの真ん中辺りに小さな隙間が見えます。
こんな風になっているので、次に開ける時はココを意識してると楽かも知れません。




入ってきた信号を分配する基板。
この小さな基板は、ゲル状の柔らかいものをはさんで、カップに貼り付けられています。
振動を吸収しつつ浮いて異音を発生させないようにしているのでしょう。



基板の左側から信号が入り、次のように配電されます。
赤 :右信号(ホット)は右カップへ
青 :左信号(ホット)はそのまま同カップ内のドライバー端子へ
透明:共通のコールドは、左右のマイナス端子へ
今回は、この3本を付け替えることになります。


基板を拡大したところ。うーん、ドイツのイメージじゃない(笑)
音質的にはこれがいいのかもしれませんが、もっと、しっかり・カッチリしたものや方法を好む国民性を発揮して欲しかったところ。




入力ケーブルの様子。
ケーブルが抜けないように、ケーブルと一体になったグロメット(U字型のピンが刺してあります)。
先ほどの小さな基板の入力側の半田を溶かして、このピンを抜き、カップからケーブルを抜いてしまいます。


配線しなおした基板。
いま気づいたけど、配置する場所を間違ってますね(;´・ω・)ゝ
これで、ドライバーに緩衝しないようにケーブルを取り回してカップを閉めたら完了です!



リケーブルのもう一方の側。
この通り 3.5mm プラグは半田付けも終わってます。





オヤイデの MINI プラグ(3.5mm)。
あえて「ロジウムメッキ」を選んでます。
今回使用するケーブルは、オーグの 0.4mm(外径 0.8mm 程度) x 3 と細いので、ケーブル径が 4mm の別プラグを買って、組み合わせています。(金メッキは音質的に使いたくなかったので)

以上で終了!ここまで読んでくれた方、おつかれさま。そして、おつかれ、オレ。

さて、音質ですが、かなり変わりました。但し、イアホン用のケーブルで感じたキラキラした感じにはならず、予想とは違いました。
解像感にエネルギーが加わった感じでしょうか。元々DT1350は、そこそこ解像度は良かったんですが、そこに力感が加わって活き活きした感じです。まあ、成功と言って良いでしょう。\(^o^)/

少し手間はかかるし、あまり見栄え良くも出来ないけど、自分がやったことなのでそれなりに達成感があります。
例え失敗でもいいじゃないですか。あれこれ自分で考えて試してみるって楽しいです。

( 2012/03/10 13:13 画像を大きく&誤記訂正しますた )

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