映画「AVATAR」観てきたよ

The ART of AVATAR ジェームズ・キャメロン『アバター』の世界 (ShoPro Books)

本公開の初日12/23(水)にIMAX3Dの字幕版で観てきました。
ネタバレにならないよう書いてみます。なるべく多くの方が劇場で観てくれますように。
ちなみに、パンフ(600円)まで買っちゃったゼイ!

■映画の出来
非常に良くできた作品です。冒険SFとして普通に楽しめる作品になっています。でも「超映画批評」で書かれている通り、私などが観て分かった以上に本当はもっと凄い作品なんだろうなと思います。特段説明されない設定は、メチャクチャたくさんあります。今をときめく環境問題がメインになっていますが、SF好きなわたしとしては、例えば異星人との接触を描くとか、もっとSF的であって欲しかった。
余談ですが、ナウシカやラピュタの要素も登場するので、面白いです。ただ、人類とは似ているものの全く違うナヴィ(パンドラ星人)や、パンドラの星系、パンドラ自体の生態系はすっとばされてます。これはもしかして、OVA化したときのネタとして、あえて触れてないのかなあ。
あと、音楽も良かったです。特に前半にあるナヴィの美しい森のシーンに流れるミニマル系の環境音楽ぽいのは、私が普段でも聴いている好みの音楽でした。

■3D効果
(3D版ということで、部屋の入り口で3D鑑賞用のメガネを受け取って入ります)
字幕版を観たわけですが、字幕がどのように見えるのか、気になるところですよね。字幕自体は3D処理されておらず、結果的に奥行きのついた画像の手前に「浮いた」ように見えます。奥行きのないベタな文字(文字は奥行きのない2次元の存在なので、その方が違和感がない)は、観客と映像の中を隔てる壁にもなりえますが、私には「壁」というよりも「雲のように浮かんだ文字のかたまり」と見え、それは格好良いとさえ思いました。実は映画の中でも、文字の色が黄色くなったり白くなったり、いろいろ変わることを考えると、ちゃんと考えて演出されているんだと思われます。
わたしは、今回3D映画というのを初めて体験したので「AVATAR」の映像がどれほど凄いのか、そうでないのか分かりませんが、メガネをかけるだけで「飛び出すような」そして「そこに居るような」映像体験をさせてくれたと思います。また、字幕のない「吹き替え版3D」もそれに問題がないのなら、そちらも見てみたいと思っています。エヴァ破の5回鑑賞を越える事はないでしょうが(笑)
ただ、メガネの善し悪しというか、サイズが合わないケースもあるようなので、運用上の課題はありそうです。だって、途中で換えてくれって言えないんですから。

■この後には
今後3D映画がどんどん増えて、字幕をうまく出す方法論が確立されたり、そもそも劇場がもっと増えたりして、一般化していって欲しいです。もちろん家庭でも楽しめるようDVDやBlu-rayメディアも3D化したり、プレイヤーに3D機能が付くとか頑張って欲しいです。(技術的な事は全く知らないので、きっと無茶苦茶言ってます)
アバター 公式完全ガイド

2件のコメント

  1. toming18

    AVATAR、気になってました。観に行こうかな。

    • cloud_nine

      映画の歴史に新しいページを加える映画だと思います。是非「3D」で観て下さい。SF映画なので、どうしても人間ドラマ部分が薄いですが、それを感じさせないだけのものがありますよ。

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