エヴァ「破」2回目鑑賞のインプレメモ(未整理)

「破」はこれで2回目。同じ映画を、2回も見るなんて、自分史上初の体験です。2回目ともなると、さすがに細かいところに目が行くし、冷静に観ることも出来ます。でも、前回の印象はやっぱりそのまま同じく感じました。以下、とりあえずエヴァ「破」を見て、関係する脳内ネタを整理のために放出しとく。

(新世紀版)
自分史上初の2回も観た。シンジが強い。もう、裏と表と言っても良いくらい強い。大体、レイに「来い!」と叫ぶ(以前なら「来てみたらいいかも」くらいの発言なハズ)。強いが、やはり旧世紀版的精神性は引きずったまま。綾波とアスカの明るさは気味が悪いくらいだが、バランスをとるためじゃないか。なんといっても、新キャラのマリがエヴァ的には、大きな意味があると思う。非常に現代的で強いが、その根源が今のところ分からない。(レイ、シンジ、アスカのように、それぞれなりの拠り所としてエヴァに乗っているようには描かれていない。アスカのように自分で自分を認めてあげるというような理由があるのかないのか、語りもしないし語られもしない。もしかしたら、宗教的な理由か)チルドレンは、みな同じ14歳のハズだが、発言内容からはもう少し上の感じがする。ちなみに、私のiPhone壁紙とTwitterアイコンは「マリ」です。_( ̄^ ̄)_(えう゛ぁるな)
話題を戻して、浄水場のプールの配置が「生命の樹」そっくりだと思ったけど、次回作への伏線とも思えないので、恐らく空目か単なる遊び。

(その他)
今回はパンフレット購入(1000円)。シールがしてあって、映画を見終わるまで開けるな状態。まだちゃんと読んでません。

(旧世紀版と、私とその時代)
とにかく暗い。アダルトチルドレン、閉塞感、トラウマ、PTSD、家父長制の崩壊など、精神性や文化の行き詰まり感を映し、その時代性を感じていたとともに、旧約聖書的世界観にかぶれていた私は、すぐにはまってしまった。GAINAXのアニメーションの凄さってのは、あまり分からなかったけれど、そもそもアニメ業界というかアニメ制作の分業体制みたいな話は、この時初めて知ることになりました。
また、当時出版された謎解き本は、ほとんどゲット。VHSビデオ全巻とともに、「エヴァボックス」に保管してあります。もちろん、DVD-BOXも持ってます。ちなみに、当時はインターネット前夜であり、パソコン通信(NiftyServe)で毎日フォーラム(会議室)をチェックしてましたね。「テレホーダイ」なんてサービスに加入してて、時間帯気にしながらネットしてました。時間帯が限られるので、金曜土曜の夜は朝までネットの生活はごく普通のことでした。(場合によっては、寝ないで出社って事も。。。)
この頃、私は東京転勤になり、慣れ親しんだ大阪を離れて一人暮らし。勤務先は客先(駐在)で、前任者から引き継いだ後は仲間ゼロ(後に数名増員され、チームを構成することになる)。いろいろプレッシャーやら孤独感やら、まさにエヴァの内面世界に呼応するかのような状況でした。さて、そんな折り、エヴァのTV放映です。実は、あのオープニングのシンジの絵を見た時に、これは合わない絵だなあと思いスルー。結局、パソ通でも話題になっていたので、あとになってTV再放送とVHSビデオで見ました。劇場版2本は、東京の映画館での鑑賞です。右も左も分からない中、ひとりで見た記憶あります。特に、最終話「Air」は、ビルの周りから非常階段と地下道に跨る長い長い列に並びました。いまみたくシネコンにはなってなかったと思います。係員指示による入れ替えだったと思います。これも、初体験でした。

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