Head-phone

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audio-techinicaの「ATH-AD1000」を、ゼンハイザー(HD25:約3万円)の後釜として購入。
ATH-AD Series サイト:http://www.audio-technica.co.jp/atj/sc/ath-ad/index.html
例によって、試聴には劣悪環境ながら、手に取って装着感まで確認出来る場所というのはあまりないので、ヨドバシで選びました。 

■ なぜaudio-technicaなのか
購入したヨドバシでは、Zennheizer,AKG,SONY,Victor,Panasonic,Pioneerなど置いてあり、そのほとんどは試聴できます。そんななかでこれまで何度か装着してみて、その装着感が気に入っていました。ソフトで長時間聴いていられそうなのです。もちろん、デザインも重要なポイントです。

■ このモデルの選び方
このシリーズは下から上まで種類がたくさん(300/500/700/900/1000/2000の6種)あって迷いました。まず、低価格側の三つ(300〜700)は、装着感は良いものの現用ゼンハイザーを超えるほどの音質ではない(音がダンゴ状態)ので、外す。逆に、あまりに高価(8万円!)なトップモデル(AD2000)も外して、対象を絞る。

■ 対抗馬(ATH-AD900)
残ったAD900 vs AD1000の勝負ってことです。まず、価格差は約8000円。デザインは、ほぼ同じ路線ながら、アウターケースのメッシュがより透けている事と、ハウジング自体の厚みが薄くてスマートに見えるって事、あと耳当ての素材が「エクセーヌ(by東レ)」って事で、AD1000がグッド。肝心の音質ですが、これはもうわずかな違い。

■ 最後の決め手
やはり、女性ボーカルの自然さ。あと、バイオリンなどの弦楽器が奇麗でした。初めに書いたように、試聴環境は悪く、暗騒音がかなり大きいので、細かいところまでは聴き分けづらかったです。

■ 自宅での確認
購入後、自宅での試聴では、現用ゼンハイザー(HD25)に比べて次のような点が違うことがよく分かりました。両方を目の前に並べ、パパッと素早く取り換えて比較。
・音が小さい(能率の問題だけど、それだけでマイナス評価になりがち(笑))
・中高域が強い(低音の量が少ない)
・そのせいもあって、音場が広くスッキリと聞こえる
・耳への圧迫力が弱く(というよりも、耳は包まれている装着感)、長時間聴いていられる
低音が弱いというのは、映画などのエンタテイメントでは、迫力という点でかなりマイナス。音楽をじっくり聴くという点では、良いのですが。。。

■ とりあえずの結論

かなり自分好みの音質・装着感で、おおむね良好。あとはエージングが功を奏してくれるでしょう。